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難しい刺繍とは?出来ることと出来ないことを知ろう

難しい刺繍刺繍ソフト
やまもと
やまもと

こんにちは。糸の帆(itonoho)のやまもとです。

刺繍データを作っていると、使用しているソフトによって出来ることと出来ないことがありますが、どれだけ高性能なソフトを買ってもやはり限界はあります。

ミシン刺繍ではどうしてもできない表現をあらかじめ知っておくと今度のデータ作りにも役立つでしょう。

どうしてもできない難しい刺繍とは?

私がミシン刺繍を始めたての頃、友達から刺繍を頼まれたことがあります。バンド仲間に配るエンブレムが作りたかったようで、要するにオリジナルデザインの刺繍でした。

「白と黒だけのツートンで簡単だから」という内容でしたが、実際はドツボにハマることに…。

文字は5mmが限界

キャラクターは何とか出来たのですが、困ったのは文字です。5mmくらいの小さな文字に加え、ロックバンドのポスターにありがちな「かすれた雰囲気」の文字。メンバーのこだわりでどうしても再現したいとのことでした。

今だったら即答で無理と断言できますが、当時の私は完全に無知で頭を悩ませることになります。確か50時間以上試作に時間を費やした記憶が…。

最後は「ごめん、ウチのは家庭用ミシンだから無理だった…」と(見当違いの)お断りを入れました。

刺繍データ作りは、生地上に0.1mm四方の方眼紙をイメージし、そこに針を落とす場所を決めていくようなもの。これは家庭用でも工業用でも同じです。

当然糸にも太さがあるわけで、5mmの文字自体が判読ぎりぎりなのに、かすれた表現などできるわけがありません。

刺繍できる文字の限界は、英字、ひらがな、漢字の違いや画数、書体によっても異なります。

労力でカバーできる刺繍とどうしてもできない刺繍

要するに、いくらデータ作りに労力を費やしてもどうしてもできない刺繍表現もあるわけです。

例えば「フォトステッチ」は50回以上の糸替えが必要な大がかりな刺繍ですが、これはスキルと時間さえあれば作れます。つまり労力でなんとかカバーできる刺繍です。

ただし、上記で紹介した小さな文字や、グラデーションなど、限界があるのもミシン刺繍の特徴。私自身「まずは出来ることと出来ないことを知ろう!」という教訓になりました。

オーダーメイドの刺繍を受ける際は特に注意しておきたいところです。

ミシン刺繍が苦手な表現
  • 小さい文字
  • 細かい線
  • グラデーションなど、いろの変化がぼやけているもの

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