こんにちは!糸の帆(itonoho)のやまもとです。
ブラザーの刺繍ミシンで純正採用されている「ウルトラポス」ですが、コスト面でお得な長巻があるって知っていましたか?
ここでは、刺繍糸を沢山購入するユーザーに向けたウルトラポスの購入方法をご紹介します。
ブラザー純正刺繍糸「ウルトラポス」について
ウルトラポスは、ブラザーの刺繍ミシンで純正採用されている「ポリエステル刺繍糸」です。
細かい話をすると「ウルトラ・ポス」ではなく「ウルト・ラポス」で区切ります。
ブラザーウルトラポスのカラーセット
イノヴィスなど、ブラザーの刺繍ミシンを購入された方は、こちらの39色セットを一緒に購入された方も多いんじゃないでしょうか。(もしかしたらおまけでもらえたかもしれませんね)
単品で1個385円なので、セット購入(1個200円程度)の方がかなりお得。
22色セットもありますが、これは39色の一部ではなく異なるカラーのセットです。両方買えば被りなくカラーバリエーションを増やすことができます。
ちなみにオンラインショップを見る限りウルトラポスは全71色。それに加え「カントリー」という光沢を抑えた刺繍糸が61色あります。
私の場合は最初に39色セットをもらって使用しながら、無くなったカラーを買い足していました。
ところが、ある時期より工業用糸があることを知り、それ以降はよく使用するカラーは工業用糸へシフトして使っています。
ウルトラポスの製造元「オゼキ株式会社」
ここからが本題。
ウルトラポスを賢く使う方法です。
家庭用刺繍ミシンでも使えるオゼキの工業用糸
そもそもこのウルトラポス、ブラザーで製造されていると思っている方も多いかもしれませんが、製造元はオゼキ株式会社です。
本家ではなんと工業用555色、家庭用245色ものラインナップがあります。
ちなみに糸に関しては、針と違って工業用と家庭用で区別する必要はありません。
巻数により形状が異なりますが、「糸立て」を使えば家庭用刺繍ミシンでも工業用糸が使えるようになります。(使い方は後ほど紹介)
ウルトラポスのバリエーション
素材 | ポリエステル 100% |
規格 | 120D / 2,000M 120D / 5,000M 75D / 3,000M 120D / 1,000M(家庭用) |
色数 | 工業用 555色 家庭用 245色 |
オゼキ本家には、工業用ならではの多彩なバリエーションがあります。
ブラザー純正の71色では物足りない方や、沢山の糸を使うのでコストダウンしたいという方は、こちらへ切り替えるのも良いでしょう。
手芸店などの小売店では見かける機会がないですが、ネット直販をしています。
ちなみにブラザー純正品が欲しければ120Dを選べば同じ太さとなります。小さな文字などを刺繍したい方は75Dを試してみてください。
オゼキのレーヨン糸
オゼキはウルトラポスで有名な会社ですが、「WIRE」というブランドでレーヨン糸も販売しています。
レーヨンだとヒートカットも可能なので参考までに。(ウルトラポスはポリエステル糸なので、熱に弱くヒートカットできません)
家庭用ミシンで工業用糸を使う方法
最後に家庭用刺繍ミシンで工業用糸を使う方法をご紹介。
工業用糸は通常の糸置きスペースにはセットできないので、別の「糸立て」を用意する必要があります。
はずみ車に糸が巻き付くと面倒なことになりますので、置き場所には注意してください。
ミシンの糸案内にスムーズに入るように「クリップ」などで誘導してあげると良いですよ。
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