パールヨットの刺繍糸は高品質で色あせない!その秘密とは?

パールヨット 刺繍の設備・材料

山本凌哉

こんにちは!糸の帆(itonoho)のやまもとです。

使いやすい刺繍糸と言えばやっぱりレーヨン。

ここでは刺繍業界で多くのシェアを持つパールヨットをご紹介します。

パールヨットの刺繍糸が色あせない理由

パールヨット レーヨン糸

弊社ではパールヨットの刺繍糸をメインで使わせてもらっています。

そういえば公式サイトも今風のおしゃれな感じにリニューアルされましたね。

パールヨットの糸を選んだ理由は、品質面での評判の良さにありました。

とくに堅牢度の高い「スレン染色」が使われている

パールヨットの刺繍糸は堅牢度の高い「スレン染色」によって染められています。

堅牢度とは、耐洗濯、耐汗、耐薬品、耐光など、色の強さを表す指標のこと。

私も自ら草木染めをする関係で、少しばかり染色のイロハを学びましたが、染め方にはいろいろな技法があり特徴もそれぞれです。

ちなみに、「直接染め(草木染めがこれに当たる)」の欠点は色落ちしやすいこと。もちろん媒染はしますがどうしても色落ちは避けられません。

一方、刺繍糸は色落ちを最も嫌うので、一般的に化学反応を利用した「反応染め」など堅牢度の高い染め方がされています。

レーヨンがよく染まる染料
  • 直接染料
  • 反応染料
  • 建染染料
  • 硫化染料
  • ナフトール染料

この通り、堅牢度の高い染め方はいくつかありますが、その中でも特に堅牢度が高いのが「建染め(たてぞめ:スレン染色)」です。

とにかく色落ちが少なく、洗濯や摩擦、太陽光などにも影響を受けにくい染め方と言われています。

レーヨン刺繍糸をスレン染色しているのはパールヨットのみ

ただしスレン染色にはコストもかかります。

空気に触れて発色する技法な為、色合わせの難易度が極めて高く、酸化させないように染液の管理も大変…。

レーヨン刺繍糸をスレン染色しているのは世界中でもパールヨットのみだそうです。

「ずっと変わらない色」に対する強いこだわりと希少性を感じますね。

パールヨットのレーヨン刺繍糸ラインナップ

パールヨット 見本帳

最後にパールヨットのレーヨン刺繍糸をご紹介。

ポリエステルやアクリル糸などもありますので、詳しくは公式サイトをご参照ください。

太さ特徴
レーヨン 120d/2 (755色)最も使用されているポピュラーサイズ。
レーヨン120d/2(倍巻き) (5色)上記の4,000mバージョン (白、黒、生成り、赤、紺)
レーヨン 75d/2 (747色)繊細な刺繍など少し細めの刺繍糸
レーヨン 75d/2 (倍巻き) (3色)上記の6,000mバージョン(白、黒、生成り)
レーヨン 50d/2 (10色)極めて細かい文字などの極細刺繍糸
レーヨン 200d/2 (480色)ボリューム感を演出する太糸

太さ(デニール)については「刺繍ミシン糸の太さについて」の記事をご参照ください。

弊社でも数々の見本帳を持っていますが、パールヨットはカラーが多すぎて正直選ぶのも大変…。特に刺繍糸の場合は光の当たり方によって見え方が変わるので余計に悩みます。

基本工業用糸ですが、糸立てを使用すれば家庭用刺繍ミシンでも使用可能。楽天などネットで購入できます。

とにかく色数が多いので、色の列が分かる見本帳があると便利ですよ。

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