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刺繍ミシン糸の太さについて。デニールに応じた用途も紹介

ミシン刺繍糸の太さ刺繍の設備・材料
やまもと
やまもと

こんにちは。糸の帆(itonoho)のやまもとです。

ここでは刺繍糸の太さについて紹介します。

縫製経験者の方は「番手」によって糸の太さを判断していると思いますが、刺繍糸の場合は番手ではなく「デニール」表記が主流です。

刺繍糸の太さ別用途もまとめておいたのでぜひ参考にしてみてください。

糸の太さの基準

ミシン刺繍糸の太さ

そもそも糸は断面が円じゃないので、直径○mmという単位で太さを表すことができません。

ですから、糸の太さは一定の「長さ」や「重さ」をもとに計算された数値で表されています。

糸の太さを表す単位は下記の3つ。

糸の太さを表す単位
  • 番手
  • デシテックス(dtex)
  • デニール(D)

それぞれ一定の長さをベースとした計算か、重さをベースにした計算によって違いが出ます。

糸の太さテックス・デニール番手
表示法恒長式(長さベース)恒重式(重さベース)
特徴数字が大きいほど太い数字が大きいほど細い

デシテックスとデニールは数字が大きいほど太くなる

「デシテックス(dtex)」と「デニール(D)」は長さベースの表示法。数字が大きいほど糸は太くなります

ちなみに工業用の糸はデシテックス表記で、絹糸や合繊フィラメント糸(刺繍糸など)はデニール表記が一般的です。

細かい基準はこちら。

  • 1デニール=長さ9,000mに対して1g(100gあれば100D) 
  • 1デシテックス=長さ1,000mに対して1g(100gあれば100dtex) 

一定の長さを基準としているので、当然重さが増えることで糸は太くなります。

イメージしやすいですね。

番手は数字が大きいほど細くなる

一方「番手」は重さベースの表示法。数字が大きいほど糸は細くなります

一般的な「スパン」や「綿糸」「麻糸」「毛糸」など、家庭でもお馴染みの糸は番手で表されていることが多いです。

ちなみに計算の基準は素材によって異なります。

  • 綿糸・・・1ポンド840ヤードで1番手(1,680ヤードで2番手)
  • 麻糸・・・1ポンド300ヤードで1番手(600ヤードで2番手)
  • 毛糸・・・1kg1kmで1番手(2kmで2番手)

これらの糸は素材をつないで伸ばして糸になっているのが特徴です。

例えば、ある一定の重さの糸の塊があったとします。これを30m伸ばせたら30番手、50m伸ばせたら50番手というイメージ。

当然伸びた分だけ糸は細くなるので、番手が大きいほど細くなるということになります。

刺繍糸のデニールに応じた用途

ミシン刺繍糸の太さ

何度も言いますが刺繍糸はデニール(D)表記が一般的です。

「レーヨン」でも「ポリエステルフィラメント」でも同様で、数字が大きいほど太い糸ということになります。

こちらはパールヨットのレーヨン刺繍糸のデニール。下記の用途を参考に太さを選んでみると良いでしょう。

種類用途
50d/2極細の刺繍糸(小さなネーム刺繍など)
75d/2細い刺繍糸(繊細な刺繍など)
120d/2一般的なミシン刺繍糸
200d/2太い刺繍糸(ボリューム感を演出する刺繍など)

刺繍の精度を上げるためには、糸の太さも重要な要素になってきますので色々試してみてください。

その際は針の太さや刺繍データの修正もお忘れなく。

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