誰もが世界に向けて刺繍データを販売できる時代に!「EMBLE(エンブル)」いよいよ公開

EMBLE 刺繍日記

山本凌哉

こんにちは!糸の帆(itonoho)のやまもとです。

今回ご紹介させていただくのは、刺繍データショップ「EMBLE(エンブル)」。

刺繍大好きなシステムエンジニアさんによって手掛けられており、簡単にいうと刺繍データの購入・販売ができるサイトです。

日本のミシン刺繍業界を盛り上げ、ゆくゆくはそれを世界中に届けられる。私も一ユーザーとしてワクワクが止まりません。

日本のミシン刺繍業界を盛り上げたい

皆さんもご存知の通り、これまでも刺繍データを販売するサイト自体はありました。ミシンメーカーさんや個人作家さんによって独自に立ち上げられたショップです。

ただ、日本にはまだまだそういったサイトは少なく、最終的に海外サイトに行きついたという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。ミシン刺繍はなにかと海外の方が進んでおり、日本は残念ながら遅れを取っている感があります…。

そんな状況を変えたいという思いから生まれたのが「EMBLE(エンブル)」です。日本の刺繍技術やコミュニティを強化し、刺繍市場を拡大したい。そんな熱い思いが込められています。

日本にも素敵なミシン刺繍作家さんは沢山いらっしゃいます。個人作家さんが自由に集まり、一緒に日本の刺繍業界を盛り上げていく。これがEMBLE最大の魅力だと思います。

EMBLEを通して、作家さんの活躍の場が大きく広がりそうな予感がしています。

EMBLEで誰もが簡単に刺繍データを販売できる時代に

SNSにより、今は個人でも手軽に自己アピールできる場が増えました。加えてフリマサイトやメルカリなど、個人間で簡単に売買できる環境も整い、これらは個人作家さんにとっても追い風となっていることでしょう。

しかし「刺繍データ」に関してはまだハードルの高さを感じます。

具体的な販売方法としては下記の2つが挙げられますが、意外と知識が必要で難しく感じている方も多いのではないでしょうか。

  • メディア販売(CD・USBなど)
  • ダウンロード販売

これは各マシンファイルへの書き出しなど、業界独自のルールが影響しているのが主な要因です。加えて糸変えやサイズ、画像など、ユーザーのために準備しなければならない情報も少なくありません。実際販売に漕ぎ着けるまでにはかなりの労力が必要となるでしょう。

これまでは、こうした理由により販売にまで踏み切れないという方が多かったと思います。

しかしもうご安心ください。EMBLEがこのハードルを全て取り除いてくれました。

EMBLEではクリエイター登録をするだけで、簡単に刺繍データ販売が始められます。しかも作家さんは「刺繍データ(.EMB)」を準備するだけでOKなんです。

EMBファイルを準備するだけですぐにデータ販売が可能

EMBLE

作家さんはEMBファイル1点を登録するだけでOKです。あとはEMBLEが自動で各種マシンファイルへの書き出しや、プレビュー表示まで行ってくれます。上記画像内の情報も、全て自動で出力してくれるんです。すごいですよね。

実際、私も何点か登録させていただきましたが、刺繍データさえあれば、商品登録まで5~10分程度という手軽さ。これまでネット販売の知識がなくて踏み出せなかった方にもぜひ試していただきたいです。

独自にショップを持つということはメリットも多いですが、それだけ考えなければならないことも増えます。刺繍データ以外に準備しないといけないものが沢山ありますし、たとえ作れてもなかなか集客や販売にまでつながらなかったりとか…。

EMBLEの登場により、これからは作品作りだけに集中できるようになるでしょう。まだ開始したばかりのサービスですが、ミシン刺繍好きの皆さんの力を結集して業界全体を盛り上げていけたら面白そうですよね。

糸の帆では作家さんをサポートいたします

最後に、刺繍データの販売に不安のある方はお気軽にご相談ください。刺繍ソフト講習データ検品など、お客様のレベルに応じて柔軟にサポートさせていただいております。

仕事柄これまで色々な方とお話させていただきましたが、やはり多くの方が独学でデータ作りをされており、なかなか自身を持てないというお悩みを抱えております。

そんな不安を少しでも解消いただき、自信をもって作家活動に専念していただけたら幸いです。一緒に日本の刺繍業界を盛り上げていきましょう!

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