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刺繍ステッチの基本!「サテン」と「タタミ」の使い分けについて

サテンとタタミの違い刺繍ソフト

やまもと
山本凌哉

こんにちは!糸の帆(itonoho)運営の山本です。

ミシン刺繍を始めると「サテン」と「タタミ」という言葉が良く出てきます。

ここでは刺繍ステッチの基本をまとめました。

ミシン刺繍の基本ステッチ

縫製において「ステッチ」と言えば縫い目のことを指します。

刺繍の場合も同じ。代表的な3種類のステッチを紹介します。

基本ステッチ
  1. ランニングステッチ
  2. サテンステッチ
  3. タタミステッチ

1、ランニングステッチ

ランニングステッチ
①シングルランニング ②トリプルランニング ③バックステッチランニング ④モチーフランニング

ランニングステッチは、通常の縫製と同じ1本のラインようなイメージ。すべての基本となるステッチです。

アウトラインや細かいデザインに使われるだけでなく、「下縫い」や「渡り糸」など裏方的な活躍もしてくれます。

また、ソフトによっては太めの「トリプルランニング」や、趣のある「バックステッチランニング」など数種類のランニングステッチが用意されています。

他にも高価な刺繍ソフトではお馴染みの「模様縫い(モチーフ)」などもランニングステッチに乗せることが可能。いろんな場面で活躍するステッチです。

2、サテンステッチ

サテンステッチ
①2mmサテン ②3mmサテン ③6mmサテン

サテンステッチは、端から端までをステッチする縫い方。いわゆるジグザグ縫いのピッチが詰まったようなイメージです。

はっきりしたアウトラインや、細かいエリアの埋め縫いをしたいときに向いています。文字やワッペンの周囲などはほとんどがサテンで縫われていますね。

特徴は刺繍糸本来の光沢がでること。ステッチの距離が長く、光の反射が単一になるからです。

ただしステッチの距離が長すぎると、製品になった時に引っ掛けてしまうリスクが高くなるので注意も必要です。

3、タタミステッチ

タタミステッチ
①普通のタタミ ②カーブを付けたタタミ ③プログラムパターン

タタミステッチは、文字通り畳のように細かなステッチで面を埋めるイメージ。

面積が多い場所の埋め縫いは必然的にタタミ縫いになります。

上記サテンステッチに比べて引っ掛けるリスクが少ないため加工の際も安心。

その反面、針落ちが多くなるため見た目の光沢は減ります。その分、ベタ塗のような単調なデザインになりがちなので、角度を変えたりカーブをつけることで立体感を出すと良いでしょう。

また、ソフトによってはサテンとタタミを複合したようなプログラムパターンが多数用意されています。

サテンとタタミの使い分け

サテンとタタミの使い分けは、基本的には見た目の好みで決めてもらって構いません。

Wilcom ESでいうと、コラム系はサテン、複合埋め縫い系はタタミを使うことが多かったりします。

ただし、状況によって向き不向きがあるのも事実。

例えば文字を刺繍する場合。ほとんどのケースではサテンが最適ですが、フォントサイズが大きくなると話は変わってきます。

サテンとタタミの違い
左:サテン 右:タタミ

こちらの画像は5cm角のフォントですが、一画ごとのステッチ幅が5mmを超えています。こうなると何かに引っ掛けてしまうリスクが出てくるので、用途によってはタタミに切り替えることも検討しなければなりません。針落ちやステッチ長を変えることで見栄えも変えられますのでぜひ色々試してみてください。

サテンは手軽に「光沢」や「立体感」が出せますがステッチ幅には注意ですね。

長さの目安は業者やデザインによって異なりますが、だいたい5~10mmくらいを境にすると良いでしょう。

ステッチ長さの限界目安
  • 衣類など引っ掛けるリスクが高いアイテム・・・7mm
  • 引っ掛けるリスクがないアイテム・・・12mm

刺繍は額に飾るようなものから、ユニフォームのようなものまで、いろいろな用途があります。状況に応じてステッチの長さを調整してみてください。

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