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サガラ刺繍とは?モコモコの刺繍をサガラ刺繍機で作ってみた

サガラ刺繍刺繍ミシン・刺繍機

やまもと
山本凌哉

こんにちは!糸の帆(itonoho)運営の山本です。

表面がモコモコした刺繍を見たことありませんか?タオル地(パイル地)のようにふわふわした特殊刺繍で、日本では「サガラ刺繍」と呼ばれています。

ここではそんなサガラ刺繍について詳しくご紹介します。

サガラ刺繍とは?

サガラ刺繍

サガラ(相良)刺繍とは、簡単に言うとモコモコした刺繍のことです。

海外ではサガラではなく「シェニール」なんて呼ばれ方をします。日本でも業界に長くいらっしゃる方は「ハンドル刺繍」「パイル刺繍」「環縫い」なんて呼ぶこともありますね。

実は古くからある技法で手刺しゅうでも作れます。色々なやり方があるみたいですが「フリーステッチングニードル」が簡単に始められそう。

一方、ミシンでやる場合は「手ハンドルミシン」や「サガラ刺繍機」といった専用機が必要です。ちなみに手ハンドルミシンはこちら。

他社様の動画ですが、刺繍でいうところの横振りミシンのようなイメージでしょうか。ご覧の通り手動で操作するタイプのミシン。相当難しそうです…。

ササガラ刺繍機はどんな種類があるの?

タジマ TCMX-601
タジマ TCMX-601

そしてこちらが進化したサガラ刺繍機。通常の刺繍ミシン・刺繍機のように、刺繍データをもとに自動で作ってくれるタイプです。

ちなみにこちらは、タジマの「TCMX-601」というモデルで、私の出向先で撮影させていただいたものになります。随分スッキリした見た目。いつも見慣れた刺繍機とは全く違う形状ですね。

ちなみにこちらは「チェーンステッチ」と「ループステッチ」のサガラを作ることに特化した「環縫い刺繍機」です。タジマさんのカタログでは、平縫いもできるミックス機など複数のモデルがあります。

そもそもサガラ刺繍自体やっていらっしゃる方が少ないと思いますが、サガラ単頭機を使っていらっしゃるところはさらに珍しいと聞きます。この辺りはその他刺繍機との兼ね合いで変わってきますね。

糸はどこにセットするのかというと…。

サガラ刺繍機 糸セット
タジマ TCMX-601

こんな感じで下にセットするようになっています。

糸通しには特殊な針金を使うんですが、潜り込んでの作業なのでけっこう面倒だったりします(笑)

サガラ刺繍機 糸替え

通常の刺繍機のように上糸と下糸を絡ませるのではなく、下からすくい上げた糸をループ状にする仕掛け。そのまま縫うと糸が抜けてきてしまうので、実際やるときは下紙として農作業で使われる「寒冷紗」などを使い糸の絡みを良くしてあげたりもします。

実は通常の刺繍機と比べるとメンテナンス箇所が少なかったりするので、一見難しそうですが扱いやすい機械となっています。

実際にサガラ刺繍をやってみた

実際にサガラ刺繍をやってみました。

刺繍データの作成はもちろんWilcom ES。「サガラコンビネーション」というツールを使うことでループとチェーンの調整が簡単に出来る仕組みとなっています。

基本的にサガラ刺繍のデータはループとチェーンの組み合わせで構成されていますが、この使い方によってループの立ち方等の見栄えが変わります。デザインだけでなくその辺りも考えて作りこむ必要があるのもサガラ刺繍の面白いところでしょう。

実際に縫うときはデータをサガラ刺繍機で読み込み、「色」「ループの高さ」「チェーンorループ」を刺繍機側で設定します。(あらかじめソフト側で設定することも可能)

タジマ TCMX-601 色替え

刺繍機を使っている方は分かるかと思いますが、ご覧の通りパネルの操作に関してはほとんど通常の刺繍機と同じです。Cがチェーン、Lがループ、横の数字が針の高さを表しています。

実際の縫い上がりはこんな感じです。

サガラ刺繍

やっぱりサガラって良いですよね。普通の刺繍とはまた違った楽しさ魅力があります。

通常の刺繍と比べると難易度は低めなので、興味のある方はぜひチャレンジしてみてください!

普通の刺繍機でサガラ刺繍はできないの?

スティプル刺繍

紹介した通り、サガラ刺繍には専用の特殊マシンが必要となります。ただ、通常の刺繍機でサガラ風の刺繍がしたいという方向けに面白い加工をご紹介。

実はWilcom ESの「スティプル」という機能を使うことで、サガラ風のステッチを表現することができるんです。こちらも面白いのでぜひ試していただきたいです。

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