Wilcomの刺繍ソフト販売・サポートについて

刺繍ミシンのスピードの違いについて

刺繍ミシン スピード刺繍ミシン
やまもと
やまもと

こんにちは。糸の帆(itonoho)のやまもとです。

ここでは刺繍ミシンのスピードについてご紹介。

カタログのスペック欄にもスピード(rpm,spm)が記載されていますよね。

刺繍ミシンは縫製ミシンとは使い方も異なりますので、知識としてまとめておきたいと思います。

刺繍ミシンにおけるスピードの重要性

ミシン モーター

今私の手元(会社)には、「家庭用ミシン」「職業用ミシン」「工業用ミシン」の3種類があります。(刺繍機ではなく縫製用ミシンの話)

3台とも踏み比べたことがある方ならご存知かと思いますが、スピードが全く違うんですよね。モーターの大きさを見ても分かるようにパワーが全然違います。

正直、初めて工業用ミシンのペダルを踏んだ時は驚きました…。私は縫製の経験はなく、ミシンも家庭科の授業で習った程度なのですが、おそらく初めて縫製工場に勤める方は皆さん恐怖に近い印象を抱かれると思います。それくらい差があるんですよね。

仕事で使うとなると生産性が重要なので、とにかくスピードは速くないと話になりません。

もちろん使いこなすにはそれなりの訓練と経験が必要。早ければ良いというわけでなく、使う側の技術も大きく影響します。

一方、刺繍ミシンは勝手に縫ってくれるので、使う側の技術は一切関係ありません。

もちろん刺繍する母材によってスピードを調整するなど、多少の知識や経験も必要ですが、誰でもボタン一つで簡単にスピードが変えられるのは良いですよね。

大きい刺繍は1時間以上かかるのもざらにあるので、正直「もっと速く縫ってくれー!」と思うことも多々あります(笑)

刺繍ミシンこそ高スピードが出るモデルを選ぶに越したことはありません。

ミシンにおけるスピードの重要性
  • 縫製ミシン・・・使う側の技術も必要
  • 刺繍ミシン・・・初心者でも扱える

刺繍ミシンのスピードの違いについて

刺繍ミシン スピード

カタログのスペック欄を見ていると、スピードは「rpm」や「spm」という単位で表記されています。

それぞれの意味は下記の通り。

ミシンスピードの単位
  • rpm・・・1分間の回転数
  • spm・・・1分間の作業数

ミシンにおいては「1分間に何ステッチできるか」という意味で、それと同じだと思ってもらって構いません。

ご存じかと思いますが、通常の縫製は生地を一方向に送るだけなのに対し、刺繍は360℃全方向に枠を動かしながら縫わなければなりません。その分縫製と比べると遅くはなりますが、それでもかなり高速で動きます。

価格帯ごとのスピードの差

メーカーや機種ごとに違いはありますが、家庭用では大体600rpmくらいが多いです。

私の手元にある「イノヴィス」という刺繍ミシンだと、350、600、800rpmの3段階に切り替えが出来るようになっています。

ちなみにもう一台のハッピー(職業用)は1,000rpmまで細かく対応可能です。

大まかなスピードの目安は下記をご参照ください。

価格帯ごとのスピード目安
  • 家庭用・・・300~800rpm
  • 職業用・・・800~1,000rpm
  • 工業用・・・1,000~1,200rpm

中には1,500rpmという驚きのモデルまであったりしますが、単純に600rpmと1,200rpmでは仕上がりにかかる時間が倍違うということになりますからね。実際に見ているとそれ以上にも感じます。

繰り返しになりますが、刺繍ミシンの場合は見ているだけなので、とにかくスピードが速いに越したことはありません。ビジネス用途なら尚更ですね。

カタログスペックだけでは分かりにくいですが、刺繍機では糸替えなどの加減速のスピードも重要になってきます。アイテムによっては、800rpmのミシンが1,000 rpm のミシンよりも早く縫いあがるという逆転現象も起こります。

品質のためにスピードを調整することもある

とはいえ冒頭でも少し触れましたが、どんな時でもMaxのスピードでガンガン回して良いというわけではありません。条件によってはゆっくり動かさないと品質に影響が出ることもあります。

車のスピードメーターが180kmまであるからと言って、そんなに出さないのと同じですね。刺繍ミシンの場合は大体600~700rpm前後で動かすのが品質的に安定します。場合によってはそれ以下で動かすことも少なくないでしょう。

また、同じ時速100kmでも軽自動車とスポーツカーの乗り心地が違うように、ミシンも余裕を持ってパワーを使った方が安定します。

あとは業務用で考えているのならスピードだけでなく、針数を増やしたり、エアー枠を取り入れるなど、セットアップの時間をトータルで考えることも重要となってきます。

コメント