こんにちは!糸の帆(itonoho)のやまもとです。
実は少し前に友達の結婚式がありまして…。
コロナ禍ということもあり出席はできなかったんですが、少しでも面白いことがしたいと思い、ご祝儀に刺繍をあしらってみました。
なかなか良い感じに仕上がったので見てやってください(笑)
結婚祝いのご祝儀に刺繍をしてみた
今回刺繍するのは結婚祝いご祝儀の表書き。短冊です。
祝儀袋セットを買うと数パターンの短冊が付いてきますが、こちを刺繍で自作してみたいと思います。
1、刺繍データを作る
まずは刺繍データ作りから。
短冊のサイズに合わせて「寿」と「名前」を配置したら、祝儀袋の雰囲気に合う書体とカラーを選択。
金銀糸は糸調子が合わせづらいので、今回はパールヨットの「1116 Trojan Gold」を使いました。
カラー名にゴールドと付くくらいで、実際に刺繍してみると見た目は普通に金色です。おすすめ。
また、あとでカットしやすいよう枠も刺繍しておくことに。内側でカットするので1~2mmくらい大きめに作ってあります。
2、接着芯に刺繍
それでは刺繍に移ります。
母材に使ったのは「接着芯」。ヒートハイボン 2870P(白・のり付き)です。
ヒートカットするわけではないのでレーヨン製の接着芯でも良かったのですが、結婚祝いのご祝儀ということで破れにくいポリエステル製を選びました。
ちなみに接着芯の種類や使い分けに関しては、下記の記事で紹介してますので参考までに。
3、裏面の糸を接着芯を合わせて隠す
刺繍が終わったので枠に合わせてカット。
あとは裏面に出ている糸を隠すため、同じサイズの接着芯を重ねてアイロン接着すれば完成です。黒色の糸は透けがちなので丁寧に処理します。
祝儀袋に差し込んだら完成!
不織布ならではのざらついた表面。これが和風の祝儀袋とマッチしているのが面白いですよね。
そもそも接着芯に直接刺繍する機会はほとんどありませんが、安定紙と呼ばれるだけあってこれだけでもめちゃくちゃ綺麗に刺繍できます。
そして改めてフォントデータの美しさに感動。
特に「寿」は、普段ご注文いただいているネーム刺繍よりサイズが大きいこともあり、より綺麗さが目立ちました。
これくらいのサイズだと簡単に刺繍できるので助かります(笑)
ちなみにWilcom ESの3Dサテンを使うとちょっと立体感が出て高級感が出るのでおすすめ。
刺繍ミシンをお持ちの方はぜひやってみてください。結婚祝い以外のシーンにも活かせそう…。
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