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ミシン刺繍で糸のループや鳥の巣ができる原因とは?対処法まとめ

ミシン刺繍 鳥の巣刺繍のやり方
やまもと
やまもと

こんにちは。糸の帆(itonoho)のやまもとです。

ミシン刺繍で糸の「ループ」や「鳥の巣」ができる原因ってご存知でしょうか?

糸が正しくセットされてなかったり、ボビンを入れ忘れたなどの初歩的な原因もありますが、ミシンを正しく使っていてもどうしても上手くいかないケースってありますよね。

ここではそんなループや鳥の巣の対処法をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

糸のループができる原因は様々

ミシン刺繍をやっていると「ループ」や「鳥の巣」に悩まされることがあります。

ループは大小にかかわらず糸が丸く浮いた状態のこと。生地の両面に発生します。鳥の巣はそのループがひどくなった状態で生地の裏面に生じることが多いですね。

その原因は多岐にわたります。

例えば縫製経験者の方であれば、返し縫や縫い始めの際に糸が鳥の巣のようなダマになる問題をご存知かと思います。これは上糸・下糸のふらつきが主な原因で、その多くは上糸の出し方で改善されます。

刺繍ミシンの場合も同様。上糸調子が極端に弱い場合などに生じやすいです。ループの原因は基本的には糸調子にあります。

かといって糸調子ダイヤルを調整するだけでループが直るほど単純でもなく…。糸調子を狂わせる要因は他にもあります。

その1つが糸そのものの伸縮性。

レジロンほどは伸びないにしても、刺繍糸にも多少の伸縮性があります。この性質も素材やメーカーによって異なりますが、刺繍する過程で伸びた糸がもとに戻らなければループが発生しやすくなりますね。粗悪な糸は一度伸びたら縮むことなく、たるんでしまうことがあるんです。

他にも、糸が通る経路に問題が発生する場合もあったり…。例えば糸くずや油切れといったメンテナンス的な原因もありますし、エアコンの風など環境が影響するケースもあります。

とにかく原因は様々なので、実際に経験しながらいろいろなケースを頭に入れておく必要がありますね。

ループや鳥の巣ができたときの対処法

ループや鳥の巣ができる原因を挙げだすとキリがありませんが、これまでの経験などをもとに備忘録として残しておきます。

ミシン刺繍初心者の方は一通りチェックしてみてください。

ループができる原因と対処法

一般的な原因対策
ミシン糸調子が効かない糸案内に正しくセットする
ミシン上糸張力が緩い上糸調子を強める
ミシン下糸が不安定下糸を巻きなおす、ボビンを変える
ミシン針穴が小さい針穴の大きい刺繍専用針に変える
データステッチの角度が悪いステッチの方向を縦方向から横方向に変えてみる
データステッチ密度が大きいステッチを集中させない
生地厚くて密度が大きい針を変える、シリコンスプレーをする
伸縮にムラがある糸を交換する

鳥の巣ができる原因と対処法

一般的な原因対策
ミシン糸調子が不適切下糸調子を確認し、上糸を合わせなおす
ミシン上糸の張力が弱い上糸張力を締める、糸の径路を確認する
ミシン生地の張りが弱い刺繍枠に正しくセットする、隙間を作らない
ミシンボビンが逆方向を正しくセットする
ミシンボビンケースの傷ボビンケースを交換する
ミシン釜の動きが悪いミシン油をさす、内釜の掃除をする
ミシン針の向きが合っていない正しい向きにセットする
ミシン針が曲がっている針を交換する
ミシン針板の傷針板を研磨する、または交換する
巻の状態が悪いシリコンスプレーする、または糸を交換する
データステッチ密度が大きいステッチを集中させない

どうしても直らないときは

上記のケース、または類似ケースにて直らないときは根本的なマシン故障かも知れません。

例えば釜のタイミングずれや針棒のずれなど。そうなると知識がないと直せないので、修理を頼んだ方が良いでしょう。

特に落下やフレームに衝撃を与えてしまったときや、針を折ってしまうような操作ミスをした際にはその後の動きを注視しておきましょう。

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